「推しと短歌」第四期

第四期、はじまります

ゆにここ(株式会社Unicoco)さんでオンライン講義「推しと短歌」の第四期が始まります! その名も「推しと短歌 りた~んず!」。イメージとしては、第一期の「推しと短歌」から内容をプラスしたものです。短歌の基本から出発し、1首の完成度を上げていくことを目的としています。短歌を作ったことがない人でも安心の構成にしますので、『文學界』5月号pixivisionの記事から僕の活動を知っていただいた方も、ぜひご参加ください! 補足ですが、pixivisionの記事の補足はこちらにも書かせていただきました。

ゆにここさんの講義は、この「推しと短歌」だけではなく、

  • 1ヶ月のアーカイブつき
  • 基本的にマイク、カメラオフで参加
  • ディスコードに登録し、いつでも質問可能!
  • 匿名での参加OK

こういった安全な受講への配慮がされています。グランドルールのご案内も講義の冒頭にありますが、ご確認いただければ幸いです。

また、メインの内容は既に決まっていますが、参加時のアンケートで「これを特に知りたい」ということがあれば教えてください。さらに、ハッシュタグ「#推しと短歌」でTwitterで呟いていただければ、拾えるものは拾っていきます。第一期から同じハッシュタグですので、講義の雰囲気もだいたいつかめると思います。

「推しと短歌 りた~んず!」の第一回から第四回の簡単な紹介は下記です。

第一回のキーワード

  • 短歌とは?(歴史、用語説明)
  • 作り方(メイキング)
  • インプット、アウトプットについて

「短歌を始めたいけれど、どうしていいか分からない」「始めたけれど、どういうところでもっと短歌を読めるの? 作れるの?」という方におすすめの回です。

ある程度短歌を知っている方からするとご存じのことも多いかなと思いますが、例(例外)をご紹介するために40首以上の歌を引いておりますので、充実の回となっています。また、短歌を始めたての人が傷つくことが減るように、ハラスメントについてお話するお時間をいただきます。ご了承ください。

付録はインプットのためのブックリストです。

第二回のキーワード

  • 多作多捨(尾形百之助を軸に)
  • 大きく推敲する(「散文的」な短歌をどうするか、擬音に注意)
  • 「分からない」作品をどう読むか

「推敲」と「読解」の回です。「推敲」でも歌をがらっと変えるパターンを見ていきます。第三期の「ぎゅぎゅっと! 推しと短歌」に参加してくださった方々の推敲課程をご紹介させていただきます(OKはいただいております)。また、歌を読んで「分からない」と思うことはよくありますし、それで済ませるのは簡単なことですが、「どう分からないのか?」に迫ってみましょう。また、「分からない」ことは「悪」なのか? という話もしていきます。

第三回のキーワード

  • 小さく推敲する(一字変える、語順を変える)
  • 歌を読み、感想を言葉にしてみる(イメ短歌から「評」へ)
  • 評の用語紹介

「推敲」と「読解」の回です。「推敲」の中でも、一字変えたり語順を変えたりする、小さめの(しかし効果は大きい)やりかたです。こちらも、第三期の「ぎゅぎゅっと! 推しと短歌」に参加してくださった方々の推敲課程をご紹介させていただきます。短歌に少しずつ慣れてきたかも! と実感が持てることでしょう。

また、歌についての感想を言葉にしてみましょう。最初は単純な感情から出発して構いません。むしろそれをコアとして、その歌のよいところ、不思議だと思ったところを説明できるようにしてみましょう。それが「歌会」へと繋がります。僕は、歌会が最も短歌がうまくなる方法だと感じていますが、初めての人にはハードルが高いですね。なので、僕が作成した歌会テンプレを付録でおつけします。どんな流れで歌会は進んでいくのか? 指名されたとき、どういう順序で話せばいいのか? など、指針をまずご説明します。

第四回は歌会です。ひとり一首、あらかじめ提出していただいて、当日は読み込んでいただいた上で進めていきます。この回だけの参加もOKですが、まったくの初めての方は第三回から受けていただいたほうがスムーズかと思われます。

スケジュールは下記の通りです。

第一回 4月24日(日)15:00~16:30

第二回 5月8日(日)15:00~16:30

第三回 5月22日(日)15:00~16:30

第四回 6月5日(日)15:00~17:00

一回3000円で1ヶ月のアーカイブがつきますが、受講日を過ぎるとその回のみのご購入ができません。たとえば24日にを過ぎると、「第一回・第二回のセット」または「第一回~第四回のセット」しか購入ができませんので、まず第一回のみで様子を見よう、と思っている方は気を付けてください。

今はbotやwebサイトを駆使すれば、かなりの数の短歌を読むことができます。そんな中で、お金を払って短歌を始める、というのはすごいことです。勇気も必要です。僕はその方々に損がないように、講義を組んでいきたいと思っています。よろしくお願いいたします!