第二歌集『koro』について
第二歌集『koro』
8月に第二歌集『koro』(書肆侃侃房)を刊行します。お店に並ぶのは月末くらいだと思います。
装丁を憧れの佐野裕哉さま、栞文を敬愛してやまない、江戸雪さま、黒瀬珂瀾さま、水原紫苑さまにお願いしました。330首収められている、新しくて強くて格好よい歌集です。
第Ⅰ部には2021年に私家版歌集として作成した『セーブデータ』が改変して収められています。新作の連作が4つ、計50首くらいは新しく皆さんに読んでいただけます。あとはほとんどが総合誌や同人誌へ寄稿した歌になりますが、逐一チェックできる内容でもないですし、こうしてまとめて読んでいただける機会が得られるのが、歌集を刊行する意義だと思います。
版元HPにも記載されていますが、江戸さん、黒瀬さん、水原さんの栞文を敬称略で引かせていただきます。本当に嬉しく、そして勇気をいただきました。
救われたくない。ゆるされたくない。そう何度も叫んでいる。(中略)できれば全て脱ぎ捨てたいのだ。そうすればふたたび穢れず生きていける/江戸雪
榊原の美意識は現代短歌において実に独自性が高い。そしてその根底には、神秘への思慕がある/黒瀬珂瀾
この作家の器の大きさに感嘆した。自在な言葉が相応な重さを持って宇宙の謎に拮抗している。人間が人間である悲苦から逃げることなく、現代人の知性によって真っ向から対峙している。(中略)怖るべし・怖るべし・怖るべし/水原紫苑
サイン本は現在既に完売となりましたが、また追加させていただくかもしれませんし、文学フリマやイベントでお会い出来ればその場で書かせていただきます。よろしくお願いします。
イベント
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9月10日(日) 大阪文フリ 11:00~17:00 榊原単身で出店
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10月22日(日) 福岡文フリ 11:00~16:00 「砕氷船」で出店(14時半に閉店予定)
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11月11日(土) 東京文フリ 12:00〜17:00 榊原単身で出店(早めの閉店を視野に)
榊原は第一歌集『悪友』、第二歌集『koro』、第二歌集後の書き下ろしとTwitter再録をまとめた個人誌を販売予定です。
イベントの予定
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9月の大阪文フリ前日(9日)に大阪にてサイン会を企画中です。
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10月の福岡文フリの前日(21日)に福岡にてイベントを企画中です。
続報をお待ちください!