ピクシブさんに取材していただきました!

pixivisionさんに「推しと短歌」が!

なんとこのたび、ピクシブ株式会社の創作系WEBメディア「pixivision」さんに取材をしていただきました! Webのページはこちらです!

pixivは私が毎日5回は見ているサイトで、アニメや漫画が好きな人で知らない人はいないのでは……!? というサイトなので、ご依頼をいただいたときは本当にびっくりしましたし、光栄でした!

好きなものから影響を受けて短歌を作ることを軸にお話しました。また、僭越ながら編集のSさんと、聞き手を務めてくださった高島鈴さんの短歌を添削したり評をつけたりさせていただきました。短歌は添削が非常に難しいと思いましたし、お話をするのが楽しすぎてかなり編集で削っていただいたところが多いです。

たとえば記事では省略されている大森さんと水原さんの短歌は、

  オーギュスト・ロダン〈ダナイード〉(1884-85)
いっしんに背骨は蒼く燃えながら何から逃れようとする線

  映画『カミーユ・クローデル』(1988・仏)
でもたぶん七月の雲のようなだイザベル・アジャーニの顔に嵌まって
/大森静佳『カミーユ』

レンブラント・ファン・レイン――わかき自画像のめぐり見えざる蜂の羽音す

花神くわしん 〈フローラ〉に扮したるサスキアの眉うすければらいちかからむ
/水原紫苑『客人

です。

また、高島さんの歌についても載せられなかった評があります。高島さんのこちらのツイートで確認できるので、ご興味がある方はぜひ読んでみてください!

短歌には、(記事にもある通り)最低限守った方が「それっぽく」見える方法や、ある程度のコツがあると思います。それを習得すると、途端になんとなくうまくなる。これは人によっては数日でもできるかもしれません。そこから更に進化して、自分が短歌でやりたいこと(あるいはやりたくないこと、何もしないということ)を見つけたり、韻律や語彙を身につけたり、いろいろな歌と関わって分からなくてぶつかったりする、そういうことを含めて苦しいけれど楽しいことです。

短歌を知らない方々にも分かるように、今回はかなり基本的なお話をさせていただきました。少しでも、もっと知りたいだとかうまくなりたいと思ってくださった方がいらっしゃいましたら、ゆにここさんの推しと短歌をはじめとして、短歌にアクセスしていただけたら嬉しいです。