『阿部青鞋俳句全集』読書会について

阿部青鞋(1914年~1989年)の俳句全集が暁光堂俳句文庫(Twitterは@haiku_gyokodo)さんから4月1日に発売されました! 句集はたくさん出ているものの手に入れることが難しいとされてきたので、ファンにとっては待望の全集といっていいでしょう。僕にとってはこの全集の発売予告ツイートで知った俳人ですが、ネットで少し調べてときめいてしまい、りんてん舎さんの先行発売を利用させていただきました。ペーパーバック(オンデマンド印刷)で、Amazon Kindleでも販売を開始しています。

僕が句集から選んだ10句は以下の通りです。

冬の日を胸よりはづし来て坐る
馬の目にたてがみとどく寒さかな
青うめの一度に二つ落ちにけり
いつ迄も金魚の水をこぼす妻
極楽の音がきこえるかなしさよ
濃くなりし銀河のことを言ひそびれ
パンの耳これはどこかの波打ち際
冷蔵庫にハムあり春は慌ただし
大花火天を感じてのちこぼれ
堕天使のごとき焚火をかこみけり

また、読書会を開催します! 4月11日(日)13時から、オンライン(zoom)にて。参加費は無料です。 参加希望の方は僕のツイッターにDMをしてください。また、あらかじめ10句選をしておいてください。発表も受け付けています! 僕の作成したレジュメ(PDFで11枚あります……)は以下の通りです。口頭で説明することを考慮して省略してある部分もかなり多いので、読書会に参加できないけれども気になる点がある、という方はご連絡いただければと思います。 読書会の主催も発表も初めてですが精いっぱい頑張ります。青鞋の魅力についてお話しましょう!

読書会レジュメのダウンロードはこちらから