歌人が行く! スイス旅 ~準備編~
スイス旅行
歌人の榊原紘です! 9/22(日)~28日(土)までスイス旅行をしていました。12時間を超えるフライトは16回?くらいしており、結構経験値が溜まってきました。また、初スイスということもあって、これ知っておいてよかった~とか、これ必要だったな~ということをまとめましたので、長時間フライトの旅行は初という方やスイス旅行を検討中という方はぜひご参考になさってください。
旅程
9/22(日)17時半頃 関西国際空港からタイのスワンナプーム空港(6時間弱)→トランジット(4時間弱)→チューリッヒ空港(12時間弱)
9/23(月)8時頃 チューリッヒ空港→ザンクト・ガレン観光
9/24(火)チューリッヒで蚤の市を見る→ベルン観光
9/25(水)ベルン→ツェルマット。ロープウェイで観光
9/26(木)ツェルマットで鉄道を使って観光→チューリッヒ
9/27(金)13時過ぎ チューリッヒ空港からスワンナプーム空港(11時間)→トランジット(3時間弱)→関西国際空港(5時間半)
飛行機の中は基本的に寝ていました! タイ航空なので邦画があまりなかったですが、映画ならハリーポッターくらいなら聞き取れて楽しめました。ドラマでは名探偵のお弁当というのが日本の作品でとても面白かったです。
今までのフライトでは内山昂輝の1クール!をポッドキャストで聴いたり、Apple Musicを聴いたりすることも多かったです。
装備
服装
・白の皺にならない半袖シャツ
・黒の皺にならない長ズボン
・綿混のハーフソックスに締め付けの少ない靴下
・リーボックのポンプフューリー
・調光レンズの眼鏡(眩しいとレンズの色が濃くなるもの)+グラスコード
で出かけました!
出発の日は奈良は最高気温34度?とかでチューリッヒは17度くらいで、機内から重ね着するのが前提のスタイル。綿混のハーフソックスは毎日履いています。汗による冷えや長時間靴を履いているときのにおいが気になる人におすすめです。いつも足先が冷たいな~末端冷え症か~と思っていたのですが、これで解決しました。
とりあえず手持ちか着て行く服に襟付きシャツあれば、ある程度のお店行けます! ズボンは裾がフレアじゃないほうが機内やトイレで衛生的に過ごせるのでいいですよ。
グラスコードは今回あってよかった~と思います! 私はイヤリング派でよくつけているのですが、とはいえ旅先で失くしたら……!と思って、今回ビーズが綺麗なグラスコードをつけていきました。顔周りが明るくなるし、機内などでちょっと外すときに落とさないです!
調光レンズも外で写真を撮るときサングラスをかけた顔になってしまいますが、外で自然にサングラスになり、室内で自然に普通の透明なレンズに戻るので便利です。紫外線が強い場所・地域に行くときや眩しさで疲れやすくなる方はぜひ! 眼鏡店によりますがレンズ料金+1万円いかずにできると思います。
空港に着いてから化粧落とすのが面倒ですっぴん。保湿だけしてマスク。
鞄など
私は以前ドイツの旅行でトランクのタイヤが壊れてからリュック派です。
使っているのはミステリーランチのクーリー40。ちょっと色違うけどタイプは同じです。ポケットが多くてがっつり入れても重くない! ジッパーを下げるとがばーっと開ける。腰回りでも固定ができて、そこにも物が入れられるので、ハンカチとか入れます。
これは預け荷物。入れたものは、
・下着2日分
・ハンカチ3枚
・キャップ(帽子) ・黄緑の半袖Tシャツ(着て行くのが白・黒なので色派手なやつ!)
・ジャージ素材ロングスカート(足首見えるくらいの長さ)
・シュウウエムラのクレンジングオイル・オールインワンジェル・日焼け止め・洗い流さないトリートメント
・UHA味覚糖の瞬間サプリ ビタミンC
・パジャマ(長袖長ズボン)・就寝用着圧ソックス
・マスク何枚か(個包装) ・無印の化粧品ポーチ
スリッパ(ホテル用)
衣類と液体系はすべてジップロックに入れて行きました。旅先で汚れたもの・濡れたものを入れることもできるのでジップロックは最高! あと、スイスは硬水でホテルのシャンプーで髪ギッシギシになったので、頭皮弱い人や髪のダメージ気になる人は日本からトラベルパックを持って行きましょう!
クレンジング界の五条悟と言われていたシュウウエムラのクレンジングオイル、アルティム8∞ スブリム ビューティクレンジング オイルn、私はこれを定期便で購入しているため、特典としてもらえる小さな瓶を持っていきました。
UHA味覚糖の瞬間サプリは本当におすすめ! 毎日食べてます! 他にも常備薬がある人は預けるほうと手荷物と両方に入れておくといいですね。トランジットの遅延やロストバゲージも起きるおそれがあるので。
パジャマはホテルが寒い場合があるし、トコジラミ対策として長袖長ズボンにしました。
無印の化粧ポーチはたくさん化粧品を使う人なら大きいタイプのほうが吉。
はしゃさんのpixiv FANBOXの5周年エコバッグ→裏地のついたシャカシャカ素材の上着、ストール、PRETOLE ネックピロー(H型)
も入れて行きましたが、これは空港で取り出して機内持ち込みするもの。このミステリーランチのリュックは、最後に閉めたあとに百均で買った南京錠をかけました。百均の南京錠は屋外使用NGとかも多いですし、今までトラブルはないですが、ちゃんとしたやつ買ったほうがいいかも!
H型ネックピロー、U型でいまいちなんだよな……という方、ぜひ試してみてください! かなり安定するし、肺活量が雑魚くても5回くらい息を吹き込めばOK! 逆流を防ぐ弁がついているので。しぼませたいときは弁をおして空気を抜きます。フード付きでしたがフードは使わなかったです。でも最後のフライトでフタをなくしました。皆さんも注意してください……。
スリッパは機内用に使い捨てのものがあったらよかったかも!
もう1つ機内持ち込みできるので、次に紹介するのが旅先でも肌身離さず持っていく鞄。
まず鞄は……FREITAG!! スイス生まれの、トラックの幌を有効活用して作られた鞄。ちょい重たいですが丈夫で撥水もばっちり! 入れているものが少ない時は、そこに1リットルの牛乳も入る大容量(マチが広いの助かる……)。
持っていく鞄は必ずジッパー付きのものにしましょう。
ここに入れたのが、
・パスポート
・桂二葉さんのチケットホルダー(航空券、ホテルの情報をプリントアウトして入れておく)
・キングジムのTEX-POUCH MINIに入れた保湿リップ・色付きリップ・コンパクトミラー・毛抜き
・メモ帳
・ボールペン
・AirPods Pro(ノイキャン機能あり)
・梅昆布
・マスク何枚か(個包装) ・ダイソーのリフレッシュボール(テトラ)
・無印の水のボトル
・ハンカチ、ティッシュ、除菌シート
・iPhone
・写ルンです
・充電器・変換プラグアダプター
今はアプリで航空券やホテルの予約証明ができますが、充電なくなったらどうしよう……とか考えるのが嫌!なのですべてプリントアウトしていきました。
TEX-POUCHやAir Podsはいつも使っているもの。
リフレッシュボール(テトラ)最高! これは握ったり、機内で太ももの下に入れたり、足を抱えた状態で膝裡に入れたりして血流を促すものです。背中や腕にコロコロさせることもできますし、これで長時間フライトの疲れが全然違いました! 丸くてもいいんですけど、落としたとき転がり続けるのをいくらか防げるのではないか……ということでこのテトラにしました。
水のボトルは鞄に入れやすいし、本当に持って行ってよかったです! 最終ゲート付近で水を汲める場所がどこの空港にもあると思うので、そこで水を汲んで機内で喉が渇いたときに少しずつ飲みます。食事のときだけじゃ足りないし乾燥がすさまじいので注意!
あと、ボールペンは最後の帰国で審査カードを書くときに便利です。降りてから台で書いていると思わぬ時間のロス。機内でちゃちゃーっと書けます。あと私は旅で浮かんだ短歌の種とか、日記をメモ帳に書いていたのでかなりお役立ちでした!
私は潔癖症なのですが、除菌シートがあると機内でささーっと手も拭けるし、荷物をどうしても地面や機内・車内の床に置かなきゃいけないときも出てくるのでお守りみたいな感じで助かりました!
初海外の人は普段とコンセントの形が違うので注意! 絶対に変圧器は必要です!
そして最後に。ポケット!
百均で買った黄色の小銭入れに、伸びるタイプのウォレットチェーンをつけて、クレジットカードと日本円少し。ここにリュックの南京錠の鍵も入れておきます。大事! ベルトのフープに引っ掛けるはずだったのですが、着て行きたい服に無く、下着のレース部分に金具を通していました。なんとかなる。
装備はこんな感じです。
アプリなど
気になるインターネットですが、Wi-fiがいいのかe-SIMがいいのか海外キャリアがいいのか、わからないよ~!という方。私も、分かりません。
e-SIMってやつが本体に内蔵できるから携帯や返却が必要ないらしい!と思って契約したのですが、なんかよくわからなくて(ちゃんと調べてから行けよ)、同行者が借りたWi-fiに常に接続していました。説明書をちゃんと読むタイプの人はe-SIMって便利だと思います。
ただ空港で直前にWi-fiを借りると高いので(6日間1万円を超える)、もう次から海外キャリア使うか~使ったことないけど、と思っています。
アプリ情報
Googleマップは必須! 看板・メニューなどを読み取れるPapagoも便利でした。
あと、スイスに行くときはSBB Mobileは絶対に要ります!! これはスイスの乗換案内みたいなもの。
一番上の「Fahrplan」のタブで、「Aktueller Standort」を押して「Von」に出発地(Von=from)、「Nach」に行きたい場所を入れましょう(Nach=to)。Abbrechenはキャンセル(戻る)。そのあとで日付や時間を入れることができます。ab(Abfahrt)は出発、an(Ankunft)は到着。
2024年10月1日の朝9時にチューリッヒ中央駅に着いていたい場合は、Di.1.Okt. 09 00 Ankunftを選択してください(Diは火曜日の意味です)。
Gl.はGleisで「〇番線」という意味。Gl.33なら33番線に行きましょう(電光掲示板でも確認を!)。
所要時間、乗り換えがあるかどうか、1等車と2等車の混み具合もここで確認できます。
出てきた乗り換えプランのうちの1つをタップすると、「Billette ab CHF 〇〇」と赤で出てきます。〇〇スイスフランから~って感じです。その赤いところを押すと、人数、→(片道)か→←(往復)か、2.Kl.(2等車)か1.Kl.(1等車)かを選択できるので、個々を入力すると正しい金額が出ます。
赤いところではなくて駅名が表示されているところをタップすると、その目的地までに停まる駅と時間などが表示されますし、乗り換えがあるときは何番線から何番線に行けばいいかも見られます。便利~!
用語まとめです
Fahrplan 乗換案内
Von 出発地(=from)
Nach 到着地(=to)
Abbrechen キャンセル(戻る)
ab(Abfahrt) 出発
an(Ankunft) 到着
Gl.(Gleis) 〇番線
T トラム(路面電車)
IR、IC 電車の種類。急行とかそういうやつです。特に気にしなくてOK
1.(人型のマーク) 1等車の混み具合を示す。多いほど混んでいる
2.(人型のマーク) 2等車の混み具合を示す。多いほど混んでいる
Billette ab CHF 〇〇 〇〇スイスフランから(枚数や等車によってもっと高いこともあり得る)
→ 片道
→← 往復
2.Kl. 2Klasse(クラス)、つまり2等車
1.Kl. 1Klasse(クラス)、つまり1等車
HB Hauptbahnhof(中央駅)
チューリッヒ中央駅(Zürich Hauptbahnhof、Zürich HB)に行きたいとき、ドイツ語キーボードがなくてüが打てない!というときはZuerichで出てきます。ウムラウト(点々)を入れたいアルファベットの後ろにeを入れるとウムラウトと同じ意味になります。
その他、Swiss TravelやMeteoSwiss、Swisstopoというアプリを入れて行ったのですが、使いませんでした!! Google MapとSBBさえあれば最低限OK!!
ちなみに宿は「地球の歩き方」を参考にBooking.com、飛行機はskyticketで予約しました。
スイス情報
公用語はドイツ語・イタリア語・フランス語・ロマンシュ語の4つ。私が行った地域はすべてドイツ語がメイン。でも全域英語OKかと!
クレジットカードだけで旅行可能!!! 現金一度も使いませんでした。というか両替忘れてました。使えなかったら詰むので、2枚持っていくといいですね。
トイレは有料(ホテルやレストランは無料)。1~2スイスフランかかります。ここでも使うのはクレジットカード。
コンセントはC型。
9月下旬で半袖+長袖の上着+長ズボンでちょうどよかったです。カラッとしていて過ごしやすい!
治安はめちゃくちゃいいです! FREITAGの鞄は前に掛けて、常に警戒はしていましたが。スリ被害ゼロ、ついでにアジア人差別もゼロで店員さんもとてもフレンドリーでした。
お店やホテルで挨拶は必須! Guten Morgen(おはようございます), Guten Tag(こんにちは), Guten Abend(こんばんは)、bitte(お願いします)くらいは覚えて行くといいかもです!
電車の時間は日本並に正確。1等車・2等車があり、値段が違うのでチケットを買うときに注意! 違いは空き具合と座席のゆったり具合です。日本のグリーン車ほどの違いはないですね。さらに、改札はありません。無賃乗車がシステム上できちゃうのですが、性善説。車掌さんチェックでチケットがないときは10万円くらい罰金なので、ちゃんとチケットを買いましょう。
駅にあるチケットの券売機で降車駅を入力し、等級を選び、私はスイスハーフフェアカード(鉄道などが半額になるもの)を買っていたのでそのボタンを押して、都度切符を購入。車掌さんにその切符とハーフフェアカードをプリントアウトしたものを見せていました。スイストラベルパスなどのシステムもあるんですが、そもそも高い!! 長距離移動をし続けたり、美術館・博物館に行きまくらないと元が取れないのでは……? 比較動画もYoutubeにたくさんあるので見てみてください。私は短い区間や空いている時間帯は2等車にしていたので、臨機応変に買えるハーフフェアカードは助かりました。
ちなみに、電車で席に着くときは相席になることも多いです。周りの人にIst der Platz hier noch frei?(ここ空いてますか?)と訊いてみましょう。
ホテルは市民税(city tax)が別でかかります。チェックイン、もしくはチェックアウト時にクレジットカードで支払います。上等なホテルではデポジットに200スイスフランとか。
物価はとても高い! 基本的に日本の2.5~3倍かかります。COOPやMIGROSといった大手スーパーを活用しましょう。また、ホテルの朝ご飯をつけてしっっっかり食べて後を浮かす。これが栄養バランス&経済的に一番いいですね。チューリッヒでは町中に泉が湧いていて、容器があればそこで水を補充できるチャンスです。
各都市の旅行記
チューリッヒ、ベルン、ツェルマット編もまた書きます!